Page 5 of 103456710

地名には意味があるものです

境木地蔵尊のある『境木』

ここは江戸時代、武蔵国と相模国のちょうど境に位置していました

だから境木

 

目印になる木も当時はあったのでしょう

今でも目印が建てられています

そして、その境にあるのが境木地蔵尊

ここに地蔵尊ができたのには

素敵な言い伝えがあります

 

私なりに伝承をまとめてみます

 

ある日、鎌倉の腰越港にお地蔵さんが漂着しました

それを拾った漁師の夢にお地蔵さんが出てきてこう言います

『私は江戸の方へ行きたい、連れてってくれたら、この海を守ってあげよう』

そして漁師はお地蔵さんを連れて、江戸へ向かいます

しかし、途中この境木で運んでいた車が動かなくなり

漁師は村人にお地蔵さんを託します

 

村人はお地蔵さんを預かり、お堂を立てたところ

この境木の村が繁栄した

 

というお話しです

 

色々調べてみると、お地蔵さんが漁師の夢に出てきたり

村人の夢に出てきたり、少しずつ言い伝えのニュアンスが違うのが

また面白いところで想像を掻き立てられます

 

お地蔵さんパワー、すごいです

江戸時代も村が栄えましたが

さらに東戸塚、栄えましたね~

敷地に入ると、とても良い空気が循環している気がしました

手入れが行き届いていて、凛としていて

パワースポットじゃないでしょうか

境内には、立派な木や、石碑がいくつかあり

歴史のある地蔵尊ですから、それぞれに逸話があるんだろうなあ

今度ゆっくり調べてみたいなあと思いました

 

前回ご紹介した 菓匠栗山さんの看板もあります

 

この周辺には他にも、品濃一里塚、焼餅坂、萩原代官屋敷など

江戸時代に栄えた痕跡が多数ある魅力あるエリア

 

バス停も目の前で、住宅地に歴史が溶け込んでいる境木

日常と歴史が調和している雰囲気が素敵です

おじぞうさん

と書かれた看板が目印です

 

境木商店街にあります

「菓匠 栗山」さん

 

境木地蔵尊の近くにあり

東海道の難所でもある「権田坂」を上り切った場所

 

昔の旅人は、ここで一服

甘いものでも食べて、お茶でも飲んで

次の場所へ行く元気をチャージしたのでしょう

 

やっぱり、汗をかいたあとは

甘いもの食べたくなります

 

名物は「境木おじぞうさんもなか」

 

かわいいです

ほっこりします

 

また別でご紹介させていただきますが

境木地蔵尊にも素敵な言い伝えがあります

 

難所をクリアし、甘いものを食べながら

境木地蔵尊の言い伝えを聞き思いを馳せる

昔の旅人の気持ちになってみると

この一連の旅の体験が素敵です

 

日本橋から歩いてきて難所をクリアした

その達成感とセットでこのお菓子を食べると乙だと思うのですが

歩かずお菓子だけ食べては、太るばかりです

まあ、現代ですからそれも良しとしておきましょう

 

店内には他にもお菓子がたくさん並んでいます

おじぞうさんモナカの他にも

・桜餅

・お花見だんご

を購入しました

店内には、宿場の歴史などの展示物などもあります

 

どのお菓子もとても美味しかったのですが

やはり歴史と一緒に味わうとより一層、美味しさが増しそうです

 

 

 

柏尾川の桜が咲き始めました

今週末あたり、見ごろになるんじゃないかと思います

(写真はまだ改修工事が行われる前の古い写真)

 

明治初期には2000本もの苗木が植えられ

4キロにもわたる桜のトンネル

関東屈指の桜の名所だったそうです

 

いつも歩いてるプロムナード

当たり前ですが、私が生まれるずっと前から

地域の人が利用していたのです

 

その後、相次ぐ豪雨の浸水被害により

周辺に多くの被害をもたらした柏尾川

昭和51年から改修工事がスタートし

その際には多くの桜を伐採せざるをえませんでした

ですから、現在の柏尾川の桜は

昔々に比べると、だいぶ本数は少なくなっているようです

 

見た目は多少変わりましたが

利用のされ方は、ずっと昔から変わっていないようです

 

戸塚区民にとって、柏尾川は

昭和の東京タワーみたいなランドマーク的な

心のよりどころのような存在

 

お花見したり、子供が遊んだり、お祭りをしたり

のんびりとしたり、語り合ったり、楽器を演奏したり

 

私も柏尾川の散歩を仕事の合間の日課にしていて

気分が浄化されるような気がします

 

去年も今年も残念ながら、『戸塚桜まつり』は中止になってしまいました

昔の資料や映像を見ると

柏尾川でたくさんのお祭りが行われてきました

戸塚区にはお祭がたくさんあり

お祭り好きな区民性があるように思えます

 

早くコロナが終息し、来年こそは桜まつりが

できることを祈るばかりです

 

お祭りはありませんし、お花見も自粛モードですが

今年も綺麗に咲いています

ぜひ年に一度のサクラ、見にでかけてみてください

 

(与謝野晶子も柏尾川で一句しています)

 

 

戸塚区柏尾町にある『鎌倉ハム発祥の地』

鎌倉ハムは全国的に知られているお肉ブランド

 

『戸塚発祥なのに、鎌倉ハム?』

『そうだよね、やっぱり鎌倉ブランドは強いよね。』

『戸塚じゃヨットスクール連想しちゃうもんね』

 

とヒガミ気分だったのですが

調べてみると、そういう事ではなかったようです

 

明治の頃はこの辺りは『鎌倉郡』だったそうで

日本人初のハム工房がこの柏尾町にできたということ

 

この辺の歴史に関しては、かなり詳しく調べている方がいらっしゃるで

ぜひ読んでみてください。とてもよく調べられていて、面白いです

鎌倉ハム異聞 [隠れ郷土史]

首洗井戸⑤ ~外伝:護良親王の恩返し(鎌倉ハム)~

 

渋滞で有名な『不動坂』の裏手にあり

お客様をご案内する時などに、この鎌倉ハム跡地の前を

渋滞回避の裏道として利用することも多く

そんな時に『ここは鎌倉ハムの跡地で・・・』なんて

ちょっとした知識を披露すると毎回『へぇ~』がいただけます

 

今回ブログを書くに当たって、色々と調べたことで

だいぶ知識がインプットされてしまい

知識披露の度が過ぎないように気を付けないとと思います

 

・トツカーナにあるジャンボメンチで有名な

さいとう肉店との関係

・柏尾村の有名御三家と周辺史跡の物語

 

などなど知るほど、面白くなってきます

 

不動坂が渋滞していて、イライラしたときにこそ

この地に思いを馳せてみてください

 

きっと渋滞でイライラしていることなんて

ちっぽけなことだと感じてくるはずです

世の中に今ほど『アウトレット』という言葉が浸透する前から

ずっと地元の人々に愛されているベーカリーアウトレット

 

平戸立体の角で、ひときわ目立つ黄色い外観

通り過ぎるたびに

『ちょっと買ってこうかなあ?』と一瞬頭をよぎります

営業時間は朝の7時から13時まで

私がこの日に行った時間は午前11時頃でしたが

写真の通り、商品が少なくなっていて

人気ぶりがわかります

 

店内にはコンビニやスーパーなどで売られているパンが

たくさん並んでいます

 

私には毎日パンを食べる習慣がないもので

そのパンがお得なのか? 普通と比べてどれくらい安いのか?

はっきり言ってわかりません

 

『アウトレット』『工場直売』

というエモいキーワードに踊らされて

たくさん買ってしまっているだけです

この日も『せっかくだから』と大量に買って帰りました

家に帰って、気づきました

消費期限が短いんです

パンですから、当たり前です

 

当日と翌日で大量のパンを食べました

朝も夜も昼もパンです

『アウトレット ベーカリー』恐るべしです

 

お得かどうかもわからず

食べたいのかどうかもわからず

ただただお得感を感じたい

そんなちょっと暴走しがちな消費者心理をうまくついています

(ちなみに、全部美味しかったですよ!)

 

しかも、ここのアウトレットが良いのは

なんとなく武骨な雰囲気

お客さんに媚びていないというか

工場のすぐ隣だし、陳列具合も簡素だし、営業時間も短いし

 

そういうアウトレットモールのアウトレットとは違う

本当のアウトレット感があるところ

この際、本当にお得なのかどうかはどうでもよくなる雰囲気が

このお店にはあります

 

それと、このお店

『IF』(イフ)って名前があったのを初めて知りました

みなさんは知っていましたか?

 

世の中には2種類のお店があります

『お客さんに喜んで欲しい』が優先のお店

『お金儲けや自己都合』が優先のお店

 

日本の消費者のレベルはすさまじいほどに上がっています

お店側がいくらきれいな言葉やマーケティングで着飾っても

消費者からは腹の内を見透かされています

 

もちろん、どちらか一方だけでは経営は成り立ちませんから

自己都合と利他の気持ちをバランス取りながらやっていくのですが

根っこにあるのがどちらなのか?

消費者になってみると、よくわかってしまいます

 

私は欲張りなので

残された人生であと何百回、何千回?

できるかわからない外食

できる限り、『お客さんに喜んで欲しい』が根底にある

お店で食べたいんです

 

今回ご紹介するのは

戸塚区東俣野にあります

『ドルチェ ヴィータ』さん

 

奥様にお伺いしたところ

もう8年目だそうですが

私は今まで存在を知りませんでした

 

なんせ、とてもわかりづらい場所にあります

だって、こんな細い道を入っていくんですよ

軽自動車がギリギリ1台通れる道幅です

普通乗用車の方や運転に自信のない方は

近くの東俣野公園の駐車場などに停めて歩いていきましょう

 

お店につくと

お店というか、住宅、一戸建てです

看板が出てなければ、素通りしてしまいます

 

私たちが到着すると、奥様が出てこられて

『どうぞ、靴のままお入りください』

 

『ん、靴のまま? 靴を脱ぐ選択肢ってどんな?』

と思いながらも玄関の扉をあけると

その意味がすぐにわかりました

 

そう、一般家庭の玄関です

奥様の一言がなければ

『靴ぬいで入るのかなあ?』とふつうは思います

 

仕事で物件案内するときには

ここでスリッパを用意して、靴を脱いでという

動作が身についているので

『えっ、本当にこのまま入って大丈夫?』という気分になります

 

そして店内

もうおわかりかと思いますが

店内というか、LDKです

想像以上に『ひとのウチ』です

 

席に座って、キョロキョロしてみると

 

土足なのにこんなにきれい?

飲食店なのに全然油っぽくなってないし、においもない

8年やってるのに、新築くらいきれい

 

普段のメンテナンスや美意識が

座る前から感じられ、とてもうれしい気分になります

こういう細部に出ちゃうんですよ

『お客様優先か?自己都合優先か?』 が

 

メニューです

7品もあって、2800円(税込)

 

地鶏のコンフィーが食べたかったのですが

予約制のようだったので、次回は予約をして

地鶏のコンフィーも食べようと思います

(おいしいものとつかブランド に認定されています)

 

さて1品目

この日は玉ねぎのスープ

手作りの優しい味がします

続いてすぐに2品目

自家製コンフィチュールのブルスケッタ

サワークリームの上にコンフィチュールが乗っているだけの

シンプルなものですが、爽やかでとってもおいしかった

何のコンフィチュールかは、すいません、忘れてしまいました

 

3品目のフレッシュ野菜のコラーゲンサラダ

パフェではありません

戸塚町の『hitotsu』さんのスペシャリテもパフェ風のサラダでしたが

普通にサラダとして出される何倍もうれしいです

次はピザ

なのですが、その前にスプーンやフォークなどをセッティング

奥様は『シルバー』と呼んでいました

 

そっか、こういうお店ではスプーンやフォークを

シルバーと呼ぶんだ

奥様もマダムって呼ばないといけないかもしれない

 

話はそれましたが、マダムが言うには

このシルバーもお店の特注品で、女性用に少し小ぶりになっているそうです

お店の名前もシルバーに刻まれています

 

お店オーブンの時に悩んだ末に

思い切ってオーダーしたそうですが

そういう準備の時って商売でも一番楽しい時間なんです

わかるなあと共感しました

 

そしてピザ

そしてパスタ

と続きますが、パスタの写真撮り忘れました

 

この日のパスタはカルボナーラでしたが

一般的なものと違い、スープパスタ風の

あっさりしたショートパスタ

 

どれも手作りで、おいしくいただけました

ここまででおなかいっぱい

 

そしてデザート

いちごのショートケーキと

もう一つのなにか

 

ショートケーキのいちごも地元のいちご農園のものを使っていて

とてもおいしかったし

もうひとつの何かはメニューに載っていないけど

プリンが中に入っていて、シフォンケーキのようなもので

おおわれているデザートでした

 

『食べながら願い事をすると願いが叶う』

という説明は覚えているのですが、その説明の印象が強すぎて

名前を忘れてしまいました

とにかく、とっても美味しかったです

 

奥様、失礼、マダムは元パティシエのようで

ほかにも持ち帰りできるデザート類すべて美味しそうでした

 

そして最後にコーヒー

このコーヒーが素晴らしい

市販はしていない豆で、マダムの人脈で買えているそうです

 

日本でも有数のコーヒーブレンダーの方の豆だそうで

帝国ホテルとか、数件としか取引をしていないようです

 

時計を見ると14時

来店から2時間経っていました

 

同じ戸塚区なのになんて贅沢な時間だろう

最後のコーヒーを飲みながら

お客さんをもてなすって楽しいだろうなあ

なんて考えていました

 

『おもてなしの気持ち』『手作りのおいしさ』

どれも言葉にすると、どこにでもあるように感じてしまいますが

実際に体験すれば、その素晴らしさはわかります

 

なぜ働くのか?

みたいな本をよく見かけますが

きっとそう思う人って、お客さんを喜ばす快感を知らないだけなんだと思います

 

自己都合や金儲け優先が悪いわけではないでしょうが

本当の自分の喜びはそっち方面にはないし

一時的に満足できても、いずれむなしさに気づく時がきます

 

人間の貨幣経済の始まりは物々交換からです

『あっちの村のやつらがこんなモノくれた

おれらもあいつらがもっと驚くものを次は見せてやろうぜ』

みたいなことが発展して、今のお金の形にいきついたと

聞いたことがあります

 

人を驚かす、喜ばす

それは時代が変わっても、変わらない人間の根本なんだなあと

東俣野の片隅で感じさせていただきました

 

 

『知る』は『もっと知りたい』を生みます

 

ここは東戸塚駅から歩いて徒歩10分ちょっと

環状2号線を超えてすぐの閑静な住宅街

その住宅街の中にある、品濃一里塚

 

知らなければ、普通の公園となんだか丘っぽい斜面

何十回も通っている場所ですが、知らなければそんなものです

 

詳しくは写真の説明を読んでいただければわかりますが

雑にまとめると

江戸時代の旅人にとってサービスエリア的な場所

 

一里というのは約4キロメートル

この品濃一里塚は日本橋から9里

約36キロメートルの場所の目印になっていた場所

 

どこまで歩いてきたのか?

ここはどこなのか?

その目印、兼 休憩所でした

 

旧東海道を挟んで東側に1つ

西側にも1つ

 

道路の両側に塚があるっていうところが

サービスエリアっぽいですよね

 

サービスエリアもこの発想が

元なんじゃないの?と思っちゃいます

 

道路を挟んで、それぞれ9メートル程度の塚を立て

その上に樹木を植えたそうです

 

そして道路を挟んで二つともまだ原形を残している

一里塚は神奈川ではココだけ

 

それを知ってからココを通り過ぎるのと

知る前とでは場所に対する意味が全然違ってきます

町探検って楽しいですね

 

東側の塚は公園になっています

 

西側の塚は、雑木林のようになっていて

まだ塚っぽい感じが残っています

 

塚を登っていくと

こんな風になっているんですね

冒険気分でさらに奥へ行くと

 

塚のテッペンに到着

すぐ下は環状2号線が通っていますが

ここだけ異空間のような静けさです

塚のテッペンからは

東戸塚駅前のタワーマンション群が見渡せます

江戸時代の名残から見るタワーマンション

 

当時もここからの景色はきっと爽快で

旅人の休憩場所にぴったりだったのではないかと思います

当時は何が見えていたのだろう?

知りたくなります

この周辺はすっかりマンションや一戸建てになっていますが

こういう歴史的な場所は、ぜひ保存していってほしいものです

 

一里塚に行ってみて、看板を読んだり、当時に思いを馳せたりしていると

東海道の歴史についても知りたくなります

 

日本橋からここまで9里

ちょっと歩いてみたいなあなんて思いました。

また他の塚がどこにあって、どんな逸話があるのか

いろいろ疑問が湧いてきます

 

歴史ってこうやって楽しむものなんだななあと

改めて感じることができました

上矢部町の工業団地内にあります

文明堂の工場直売店

社屋の片隅にポツンと販売所があります

私が買いたかったのはカステラの切れ端をまとめた

『切り落とし』でしたが

この日は完売でした

残念

 

お店の人に聞いたところ、完売の日もあるけれど

そもそも販売しない日もあるみたいなので

早くお店に行ったからといって購入できるわけではないそうです

店内はこんな感じで

昭和の面影そのまま

個人的にはこの雰囲気をぜひ維持していただきたいです

 

少し話は変わりますが

このロゴの紙袋はいたるところで見かけていたのですが

文明堂って読むのをこの日知りました

 

私はてっきり『久門堂』という老舗が他にあるんだと勘違いしていました

どうりで色々な場面で見かけるはずです

手土産の定番ですからね

 

『切り落とし』を買うはずだった私は気持ちを切り替えて

『ここでしか買えないモノってありますか?』と

ちょっと前のめりで聞いたところ

下の二つの商品

『ダブルチョコレートカステラ』

『極上金カステラ』が出てきました

 

 

正確にはここでしか買えない訳ではないのですが

数店舗しか買えないそうです

それでも、私は迷わずこの2品を購入

 

だって、『工場直売所 限定』って

それだけで手土産のランクが

2ランクぐらい上がった感じがしませんか?

私だけですか?

 

例えば、人に渡すときに

『はい、文明堂のカステラ

近所に工場直売所があって、そこでしか買えないヤツ』

って言いたいじゃないですか

 

しかし、今回は人に渡すことはなく

家族で美味しくいただきました

美しいですね

底面には粗いザラメがたくさんついていて

極上というだけあって、食感もモチフワそしてザラメのザラっ

親は緑茶と一緒に

子供たちは牛乳と一緒に

あっという間にたべちゃいました

 

手土産を探している時

価格はそのままで手土産のランクをあげたい時

ぜひ工場直売店をご利用ください

 

運が良ければ、切り落としも自分用に購入して

手土産のランク上げと、自分へのご褒美を同時に実現してください

 

立派な大わらじです

写真より実物のほうが迫力があります

 

南谷戸ってどこら辺?

下倉田のあたりにあるって聞いたけど?

と携帯電話の地図を参考に、大わらじを目指すと

いつも通っていたバス通りからすぐでした

 

近くにはブロードスクエア(分譲マンション)

そして、豚骨スープの匂いが漂っている

六角家

いつもの見慣れた風景ですが

この大わらじは長い間の戸塚生活で

初めてお目にかかりました

 

この交差点を戸塚駅方面から大船方面に向かって

交番の手前を左折すると、すぐに大わらじがあります

改めて、南谷戸のおおわらじの由来です

 

この場所は旅人の道中安全祈願の道祖神として

昔々から存在していました

ちょうど旅の途中に、小休憩するのに良い立地だったのでしょう

 

そういう立地だったため、大正時代には地元の青年が

農業をする傍ら、草履を作るようになりました

 

きっと、長い旅路でこの辺りで草履がダメになる

旅人が続出していたのでしょう

『草履を作って売ったら、もうかるべ』と

青年たちは盛り上がったのかもしれませんね

 

そして、売り出してみたらよく売れたのでしょう

調子に乗った地元青年たちは

『じゃあ、盛大に目立つ看板つくるっぺ』と

作ったのがこのおおわらじ

 

かに道楽のあの看板や

大阪などでよく見かける、派手なディスプレイ看板の

はしりかもしれませんね

 

というのが私の妄想ですが

きっとそれに近かったのだと思います

 

それからはこのおおわらじを定期的に作るのが

地元の行事になったらしく

町の人、総出でおおきなわらじを作っていたそうです

 

そして、その行事は今でも脈々と受け継がれ

現在では『南谷戸 和楽路会』という会が

定期的におおわらじをつくり続けているそうです

素晴らしい活動ですね。頭が下がります

 

その会が発行している資料を見つけました

当時のこの当たりの地図です

資料の下に記載された住民の方の呼び名が

かわいいんです

 

『とくさん』『ごんべさん』など

日本昔話の世界観ですね

 

当時のここの住民の方の生活を想像して

ほっこりした気分になります

 

住民が力を合わせて、一つの大きな象徴を作りあげていく

達成感もあったでしょう、喧嘩もしたでしょう

もしかしたら、誰かと誰かがくっついたり、離れたり

そういったこともあったのかもしれません

 

現代では何かの行事に参加するのって

面倒だったり、忙しさが勝ってしまって後回しになったりしますが

昔々から各地でこういう行為が行われているということは

人間が豊かに生きていくために

必要な要素が行事にはあるのかもしれないなんて思いました

 

長期の旅行や出張の前に

ぜひ安全祈願のためお参りしてみたらいかがでしょう?

お参りするとこんなお札もいただけますよ

45歳、男性

『休日にどこに行くか問題』

 

娘がまだ小学生だった頃は休日のお出かけ候補は

限りなくありました

 

『今度はあそこ行きたい!』『あれも食べてみたい!』

と無邪気な子供の希望を叶えるのが父親としての喜びでした

 

それが中学生になった途端

部活だ、勉強だ、友達だ、と

もう全く必要とされなくなった悲しい現実

 

私は性格的に、休日ボケーっと過ごす

ということがあまり得意ではありません

何かしていないと気が済まない

刺激を求めて、アチコチ興味のある事をいつも探しています

 

私の携帯電話のエバーノートには

『行きたいところリスト』『近々やりたいことリスト』

という項目があります

 

テレビや雑誌などで見た、人から聞いた、ふと思いついた

あちらこちら

休日に行きたいところが無い時には、そのリストを見ながら

自分にムチ打ち、リスト先に出かけていく

そんな休日の過ごし方をしばらくしていました

 

しかし、うすうす気づいていたのですが

外部の刺激を求めていない自分

無理に出かけていくことは、楽しみではなく苦行に近くなっている

そう思った自分に『本当は休日をどう過ごしたいの?』と

問うてみたところ

『森で癒されたい』とのこと

 

今週は自分の声に従ってみようと

ウイトリッヒの森へ

 

 

入り口にはいきなり公衆電話

『懐かしい』ともう癒された気分

 

見ての通りの森です

木と草と土しかありません

 

周辺はいつも仕事でお手伝いしている場所だったり

馴染みのある住宅街なのですが

一歩森に入ると、空気が変わります

私が求めていた癒しです

 

癒しの理由は情報量の少なさだと思いました

街で日常生活をしていると

無意識に受信している様々な情報

 

住宅やお店、道路や信号

看板や人間、電信柱も電線も

すべて無意識に受信している情報なんだと思いました

 

森にはそういう情報が無く

草木や鳥の鳴き声だけ

 

遠くに刺激を求めるよりも

誰もいない森で森林浴しているほうが

素敵な休日になるなあ

 

滞在時間はせいぜい30分くらいでしたが

すっかり気分が良くなりました

気分が良くなったので

切り株なんかを撮ってしまいます

 

訪れたのは冬の寒い日で

枯れ木ばかりでしたが

季節ごとの雰囲気の違いを見に行くのも良さそうです

 

鳥の声、落ち葉を踏んだ感触、小さく咲いた花

どれもこれも多幸感をもたらしてくれました

 

ウイトリッヒさんはスイス人の技術者だそうです

矢部町にウイトリッヒさんが住んでいたお家がありますが

そのお家に住む以前はこの森に邸宅を構えていたそうです

 

 

ウイトリッヒさんも私と同じように

刺激に疲れた悲しきお父さんだったのかもしれないなあ

誰だかよく知りもしないのに

そう思いました

Page 5 of 103456710

ページトップ