家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

恐怖。ダブルローン

 

今回は住み替えを検討している方へ、注意喚起です

 

住み替えというのは『購入』と『売却』を同時期に行うことを言います

今住んでいる自宅を売却し、新しく新居を購入する

売るのが先か?買うのが先か?

金銭的にも、スケジュール的にも制約の多い住替えなので

どう進めたらいいのか難しい面が多いです

 

もちろん購入も売却も同時にできるのが望ましいのですが

買いたい物件が出た時にすぐ売れるとは限らないし

売れた時に欲しい物件があるとも限りません

 

そういった状況で今回注意喚起したいのは

『先に購入をする場合、売却の目途が立たないまま、ダブルローンを組むのは

とても注意が必要』ということ

具体的なお客様の例ですが

欲しい物件が見つかって、まだ自宅が売れていないのに契約

『まー、そのうち売れるだろう』とのんきに考えていたけど、全然売れない

この売れない期間、このお客様は新居の住宅ローンと今まで住んでいた自宅のローンと

2重でローンの支払いをしていくことになります

 

数か月であればまだいいのですが、いつ売れるのか?見通しもたたないまま

過ごす期間は本当に生きた心地がしないということです

(実際にそういうお客様が多くいらっしゃいます)

 

じゃあ、値段下げて売っちゃえばいいじゃないか

と思われるかもしれませんが、そうはいきません

 

今まで住んでいた自宅の住宅ローンの残債が約3000万円

そして売却に出している売出価格も同様に3000万円

 

3000万円で売れたとしても、仲介手数料などの諸費用は現金で持ち出しになります

さらに、3000万円でも売れなければ、2800万、2600万と

価格を下げていくしかないのですが、下げれば下げるほど

現金で用意しなければいけない持ち出し額が増えていきます

 

業者買取りという方法もありますが、買取額だと2200万円程度

800万円と諸費用分を現金で用意できなければ、買い取ってもらうことさえ

できない状況です

 

こういう状況になってしまってから、できる事というのは限られています

こういう状況になる前、具体的には購入物件を決める前にちゃんと対策を

しておかなければなりません

 

購入物件を決める前に、最悪な状況を想定すること

買取りになった場合、いくらになるのか? そうなった場合、対応可能か?

対応不可能であれば、購入物件を諦めるか、購入と同時に買取にしてしまうか

購入物件の住宅ローンと同時であれば、売却の損金も新たなローンに組み込める

可能性が高いです。(一度融資を受けた後、追加の融資は基本的に無理です)

 

ここの所、こういったケースのお客様の相談を多く受けています

お客様は本当につらそうです。どうにかこのコラムを読んだ方だけでも

こういった状況にならないように注意していただけたらと思います

 

【今回のPOINT】

 

・住み替えの場合、購入先行のダブルローンが必要

 購入物件を決める前に、きちんと最悪の事態を想定しておくこと

 

・自宅の売却で損が出てしまう場合も、購入物件の住宅ローンに損金を組み込める

 住替えローンというものがあるので、住み替えローンのご検討も視野にいれましょう

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