家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

建物を壊す前に相談を

古家が建っている土地を売却する時に

建物を壊してから販売するのがいいか? そのままの状態で販売してもよいか?

というご質問をよくされます

 

建物を壊すといっても、費用がかかるわけで

建物の大きさにもよりますが、一般的には150万円から200万円程度かかるので

売主様の希望や物件の状況などを考慮して、建物を壊して販売するかどうかを

アドバイスさせてもらっています

 

ですが、以前にご相談に来られたA様は

『更地のほうが見栄えがいいし、売りやすいでしょ』と

ご自分で解体業者を探して、建物を壊してから当社に相談に来られました

 

物件の概要をお聞きして、ちょっと嫌な予感がした私は

すぐに横浜市の建築課に調査に出向きましたが、嫌な予感は的中

この物件は新築した当時に特殊な建築許可の受け方をしていたため

今度再建築する時にも様々な条件が付加されるため

現状では建物の再建築はできないということが判明しました

 

壊す前であれば、まだ対策も打てたのですが、時すでに遅しでした

 

建物が建てられる土地と建てられない土地では

その価値は雲泥の差です

この売主さんが予定していた計画は全てパーになってしまいました

 

不動産は細かな条件や制約が複雑に絡み合っている場合があります

解体屋さんやリフォーム屋さんは不動産のプロではありませんから

そういった難しい案件にはアドバイスができません

 

今回のケースの他にも、市街化調整地域に立地している物件などは注意が必要です

売却を前提にして何かを行動するときには

まず不動産会社などの専門家に相談してからにしましょう

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