家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

生活費に困っての売却のご相談

 

高齢のお母さんと息子さんの二人暮らしのA様

お母様からお電話があり『家をすぐに売りたいんだけど、どう進めたらいいですか?』

とのこと。状況を聞くと、お母さんは車椅子生活、息子さんは体調を崩して

会社を辞めてしまったため、収入源はお母さんの年金だけだということ

 

数か月分の生活費はあるけれども、数か月で無くなってしまうため

すぐにでも自宅マンションを売却して現金化したいということ

 

切迫した様子だったので、すぐにお話しを聞きに伺い、査定をし

すぐに買い取ってくれる買取業者さんに数社声をかけて

買取額のだいたいの目星をつけました

 

買取ですから、住宅ローンの審査なども無く、お金が入ってくる目途はたったのですが

問題は引越し先の事でした

 

収入が無いA様は民間の賃貸アパートでは審査が思うように通らず

また車椅子なためバリアフリーの物件と言う条件が加わり

引越し先の目途をつける方が大変でした

 

それでもなんとか、審査が通りやすい物件を探し

バリアフリー対応のお部屋も運よく募集していたため

綱渡りのようなスケジュールでしたが

なんとか引越しまで済ますことができました

 

一時点に現金が入ったものの、これからのA様の生活の事を考えると

私も手放しに良かったですねとは言えませんでしたが

息子さんから最後に『早く復職できるように頑張ります』という一言が聞けて

少し希望が見えた気がしました

 

コロナもあり、職を失ったり、会社が倒産したりして

こういう状況の方がまだたくさんいるのではないか?

 

A様の場合は、住宅ローンがすでに全額返済済みでしたが

住宅ローンの支払いが苦しくて売却を検討している方からの相談も

ここのところ増えてきています

 

こういう場合、A様のようにギリギリまで我慢してしまうことで

より状況が悪くなる方も多いので、まずはちょっとでも心配だったり

悪い可能性を考え始めたら、まずはご相談いただきたいものです

 

時間的に余裕があるというのは、時に大きなアドバンテージになります

恥ずかしいことだと思わず、まずは相談をし、できる準備をしていきましょう

 

【今回のPOINT】

 

・家が売れても、引越先の賃貸で審査が通らない場合がある

 

・金銭的な問題で売却を検討している場合、早めの行動、相談がとても重要

 恥ずかしいことと思わずまずは相談を

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