家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

申込が重なった場合

令和4年3月

現在、売り物件が少ない状況が続いています

 

1年前に比べて物件の価格も上がっていますし

駅近の人気物件は売りに出すと、早くに売れていきます

 

当社でお預かりした戸塚駅徒歩圏のマンションもやはりそうでした

 

販売開始すると、2週間ほどで物件の案内予約が3件

3件の見学が終了すると、数日後に2件、購入申し込みが入りました

 

同じ日にA様とB様から、価格交渉などもなく満額の申込です

 

同じ日ではありますがA様の申込の方が数時間早かったのですが

こういう場合、どちらと契約すればいいのか?

売主様もうれしい悲鳴ですが困ってしまいます

 

さあ、こういう場合、どちらを優先しなければいけないのでしょうか?

 

実は明確なルールはありませんが、現実的には仲介に入っている

売主側の不動産会社が選別しているのが実情です

 

今回のA様とB様は満額での申込でしたが

どちらかが価格交渉をしているのであれば、価格交渉の無い方を優先するのが一般的

 

また、どちらかが現金で、どちらかが住宅ローンを利用するのであれば

住宅ローンが通らず白紙解約になってしまうリスクが無い、現金のお客様が

優先になるのが一般的です

 

価格も条件もまったく一緒の場合は、やはり数時間差でも申し込みの早かった

A様を優先させるのが一般的ではあります

 

また、他にも、売主様の希望をどこまで承諾してもらえるか?

またどちらが先に売買契約ができるのか?

などなど様々な要素を勘案して

最終的には売主様にとって有利なお客様と契約をしていただくのが

売主側の仲介会社としては一般的な態度となります

 

ただ、1点気を付けてないといけないのが

購入申し込みの時点ではただの口約束なので、売買契約までの数日間の間に

キャンセルされてしまった場合でも何のペナルティも無いということ

 

買主側の営業マンによっては

『とりあえず、ペナルティも無いので申込だけしておきましょう』

そんな軽い調子で申し込みを取り付けているケースもありますので

売主側の仲介会社はその辺のニュアンスも判断の材料にする必要があります

 

それでもやはり、人の心は変わりやすいものです

A様を優先し、B様を断った。でもA様には契約直前でキャンセルされた

そこでB様と契約したい旨を伝えると、B様はすでにほかの物件を買ってしまった

 

こんなことも起こりえますので、ここは売主と仲介会社とでしっかりと

情報共有をし、そういうことがなるべく起こらないような選択をしたいところです

 

【今回のPOINT】

 

・申し込みが重なった場合、どちらを優先しなければいけいないのか

 明確なルールは無い

 

・売主にとって有利な方と契約するために判断基準を精査し売主様と

 共有することが大事

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