家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

長期間売れない物件

1週間で売れる物件もあれば

1年も2年も売れずに残ってしまう物件もあります

 

A様所有の物件も売りに出してから約1年半

売れずに在庫として残っていました

 

状況をお聞きすると、物件案内は少ないながらも定期的にあるが

なかなか購入申し込みまで話が至らないということ

 

そこで現地を見せてもらうことになり、実際に物件を見せてもらうと

ある程度、売れない理由の予想がつきました

 

一戸建てのお家でしたが、空家にしている期間が長く

庭木や雑草がだいぶ伸びていて、まず外観からの見栄えが悪いこと

また室内に入ると、水の腐敗した空家特有の匂いがあり

また1年前にクリーニングはしているものの、少し室内の空気が濁っているというか

全体的に『買いたいね!』と思っていただけるような状態ではありませんでした

 

家が古いので、土地として購入する可能性もあるため

ほったらかしにしていたということでしたが

今まであった物件案内の結果やお客様の感想を聞いてみると

ほとんどの方が中古一戸建てとして検討をしていました

 

そこで仮説を立て、一戸建てとして検討している人をターゲットとして

外観をきれいにすることと、室内を再度クリーニング、さらに簡単な家具を置いて

モデルルームのように見栄えをよくすることをご提案

 

お金がかかることなので、迷いもありましたが

このままの状態を継続していても先が見えないと

提案を受け入れてもらい、当社で販売をすることになりました

 

価格を変更した訳ではないので、すぐに物件案内が増えることはありませんでしたが

それでもポツポツをある物件案内の中で、3組目のお客様が購入を決め

無事に契約となりました

今回は私が予想した通り、中古を購入してそのまま住みたいという

ニーズのお客様に作戦と対策がばっちりと合致しましたが

そういうラッキーばかりではありません

 

簡単に売れる家でない場合は、こういった試行錯誤を何度も繰り返しながら

売れる方法を探りつづけていくことになります

 

無料でできる工夫ばかりであればよいのですが

時には売主さんに金銭を負担していただく提案もありますので

タイミングや売主様の希望と相談しながら

 

それでもあきらめずこういった活動をしていくことが大事で

『売れない物件』とレッテルを貼られてしまうと、なかなか不動産会社も

提案をしてくれない状況になってしまうことが多々あります

 

売れない場合、まず大事なのが、なぜ売れないのか?

売りに出してからの反響は感想などの事実から仮説を立ててみること

その仮説に対して対応策を実行し、再度様子をみる

それでも変わらなければ、さらに仮説を考える

これを諦めず継続していく

 

すべての物件がこれで売れる訳ではありませんが

不動産の売却はこのトライ&エラーしかないのではと思います

 

【今回のPOINT】

 

・まずは売れない理由を分析し対策を考える

 

・その状況をさらに分析し、対策を考える。この繰り返しをしていくことが大事

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