家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

売り時はいつ?

コロナ過で売却を控えている方が多くいます

そんな令和3年の年末にA様から電話がありました

 

『まだ売るのは少し先なのですが、売るのに良い時期っていつ頃ですか?』

 

売却検討中の方からとても多く聞かれる質問です

一般的に不動産売買は1年間を通して、そこまで需要の波がありません

賃貸は学生さんや転勤の方などの需要が多くなる年度末が繁忙期になりますが

売買の場合は、賃貸ほどの需要の上がり下がりがなく

一年を通して安定しています

 

それでもやはり賃貸と同じで、3月頃に引っ越しができる物件を

探しているお客様が多いことは確かで、年度末のお引渡しを目指して

売りに出すのが最も良い時期と言えます

年度末以外にも、人が動く時期というのはおおよそ決まっていて

年末に向けて、夏休みに向けて、と需要が多くなってきます

 

しかし、コロナ禍でこの需要の波も今年はどこまで信頼して良いものやら

プロの私でも予想ができない状況です

 

コロナ禍でリモートワークが定着し、部屋数や広さを求めて購入した

購入者がとても多くいます。

そういう購入者は本来はまだ少し買うのは先でも良かった人たちなのですが

それがコロナ禍で前倒しで購入しました

 

1年を通すと、購入の需要というのは毎年同じようなものです

ですから、現在の状況だと先に購入者が前倒して購入してしまっているため

この後の需要増加というのはあまり見込めないのではないか?

と個人的には予想しています

 

そうすると今は売り時ではないのか?

 

いえ、そうではありません。その真逆で、今こそが売り時だと考えます

こんな言い方をすると、セールスのようでとても違和感がありますが

それでも言わせていただきます

『不動産の売却を検討している方はは急いだほうが良いと思います』

 

現在、購入者の需要は減っていますが、それ以上に売却する方が減っており

供給が需要に追い付いていない状況です

それが理由でバブルのように不動産価格は上がり、経済の実態を反映していない

とても危ういバブル状態になっています

 

こういう隔たりは近い将来、一気に崩れます

具体的に言えば、不動産の売却を控えている、様子を見ている、そういう方も

不用な不動産はいつかは処分します。

今はコロナで様子をみているだけなので、これが一気に売りに出てくることでしょう

そうなれば、バブルは弾け、コロナ前以上の買手市場となるのは目に見えています

 

歴史は繰り返すのですね

こういう時に被害を受けないコツは『人より早く動くこと』これしかありません

 

これからの買手市場は売り手にとっては、かなりの深刻なものになるでしょう

在庫過多に加えて人口減少の影響もあり、価格の下落、売れない負動産の増加

空家問題も年々深刻さが増すと思われます

 

かなりダーッと説明してきましたが

お電話で質問のあったA様にもこのようにご説明しました

 

まとめると今は月ごとの売り時を考えている状況ではなく

もう1つ大局で考えなければならないタイミングに来ています。

 

【今回のPOINT】

 

・年度末、年末、夏休みやGWなどの大型連休に向けて購入者需要はあがる

 

・コロナ禍の現在に限ってはそれよりも、大局で今後の市場を見る必要がある

 

・近い将来、今のバブルのような売り手市場は弾けるのでその前の売却が必須

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