家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

築年数による物件価値の違い

『築何年くらいから、家の価値は落ちるのでしょうか?』

『私の家は古いけど売れるでしょうか?』

 

このような質問がよくあります

 

どれだけ古くても、一戸建ての場合は土地の価値が残りますし

マンションで築40年、50年でも戸塚区内の物件の場合はちゃんと売れています

 

しかし、買主側から見れば、長く住むことを前提に物件購入するので

築年数というのは検討材料の大きな判断基準になります

 

では、買主目線で見た場合、築年数によって物件の価値が大きく変わるのは

築何年が目安になってくるのでしょうか?

 

一戸建て(木造)の場合は20年

マンションの場合(耐火住宅)は25年 です

 

それには理由があります

【住宅ローン控除】という国の税制優遇制度はご存知でしょうか?

 

マイホームを購入して住宅ローンを利用する方が利用できる制度で

ローンの借り入れ額等に応じて、税金が戻ってくる、ありがたい優遇措置です

 

この制度を利用するための要件に、〈購入する物件の築年数〉があり

それが上記の、木造20年、マンション25年なのです

 

マイホームを購入する方は当然この制度を利用したい

どうせ買うならお得な制度も使いたい

そう思うのが普通です

 

そこで希望条件に築20年以内、マンションなら25年以内と加えて

探している方が多くなっています

 

では、それ以上の築年数が経過している物件は価値が下がってしまうのか?

もちろん築年数が古ければそれに応じて価値は下がりますが

下がりづらくする方法はあります

 

それは『耐震基準適合証明書』を取得することです

 

先程の住宅ローン控除、基本的には木造20年、マンション25年以内の

物件しか利用できませんが、それ以上の築年数の物件でも

独自に建物の検査をし、一定の基準をクリアしていると証明できれば

制度が利用できるようになっています。

その証明書が『耐震基準適合証明書』

 

ですから、古くても建物の状態に自信がある場合、この証明書を取得することで

購入検討者にとって安心材料が提供でき、さらに制度の利用もできることを

アピールできるので、とてもメリットが大きいです

 

ただし、検査をしたものの一定の基準をクリアできない

ということもありますし、費用もかかることなので

まずは家の状態に応じて担当者と相談です

 

もし可能性があるようであれば取得して、ご自身の不動産の価値を高めたいものです

 

【今回のPOINT】

 

・木造は20年、マンションは25年が築年数で価値の違いがでる年数

 

・それを超える年数の場合は、耐震基準適合証明書の取得も検討

 

・全物件が耐震基準適合証明書を取得できる訳ではないので

 建物の状態によって、取得するかどうかの判断が必要

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