家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

売る前にリフォームは必要なの?

すでに引越し済みで空室のマンションのお部屋を売却するA様

10年以上住んだお部屋の売却に向けて、リフォームも検討しているとのこと

 

リフォームするとなると、どの程度リフォームしなきゃいけないか?

費用はどれくらいかかるのか?

リフォームしないと売れないものなのか?

 

こういったことが当然気になります

 

今回のA様のお部屋の場合

私の提案は、『壁紙の交換とハウスクリーニング』

費用は50万円程度かかりました

 

A様のお部屋の場合、空室になっていて、お客様が見学に来た時に

見える面積の大部分が壁紙であること

建具や水回りは数年前にリフォームしていて綺麗なのに、壁紙だけが経年劣化の汚れが

あって、部屋全体の印象を下げていること

 

こういった状況だったため、

なるべく低予算で効果が期待できるリフォームを提案しました

 

ただ、『A様のお部屋の場合は』というところが重要で

物件が変われば、売主様の状況が変われば、アドバイスは違ってきます

 

例えば、築年数がだいぶ古くて、ちょっとやそっとのリフォームでは効果が見込めない場合

売主様が極力手元資金を使いたくないといった場合もあり

売る前にリフォームすべきかどうか?という質問に対しての回答も

その都度違ってきます

 

特に昨今では、業者さんがリフォームをして販売している物件が多くなっていますが

業者さんのリフォームを一度見ていただくとわかりますが

デザイン的にも内容的にも、他社と差別化するためにかなり徹底したリフォームをして

販売しています

 

そういう物件を見慣れているお客さまの目は肥えていて

表面を簡単にきれいにしただけのリフォームでは到底太刀打ちできない状況です

 

また、購入されるお客様のニーズも多様になっていて

『自分で好きにリフォームしたい』という方も年々増えてきています

 

ですから、今まで以上に、売り出す前のリフォームには慎重にならなければいけません

 

お金ばかりかかって、売るためのプラスにならないリフォームなら

やらないほうが良いです

 

そのため、売却担当の営業マンとは

効果のあるリフォームが可能かどうかについて話し合いましょう

 

また、リフォームは物件販売中の途中で行う事も可能です

見学自体がほとんど無いのに、リフォームをしてもあまり意味がありません

(その場合は、リフォームより価格を下げる方が先決です)

見学者は多いのに、室内の状況が悪く、それが理由で断られることが多い場合などは

リフォームが効果的な場合が多いです

 

販売中もそういったことを営業マンと共有しながら進めましょう

 

【今回のPOINT】

 

・効果のあるリフォームかどうかという視点で判断する

 

・業者のリフォーム済み物件のレベルが年々上がっているので

 中途半端なリフォームでは太刀打ちできなくなってきている

 

・リフォームは販売期間中の途中でも行えるので、販売の反響など見てからの

 判断でも遅くない

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