家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

新型コロナの影響 パート2

このコラムを書いているのが5月中旬で

ゴールデンウィークが終わったばかりの時期です

雰囲気としては、自粛ムードは続いていますが、そろそろ日常にも戻りたいと

気が緩み始めているような、そんな風に個人的には感じている今日この頃です

 

前回のコラムでは

コロナ中は何をやっても反響は見込めないので

物件価格の値下げや、各種お金のかかることは今はやらないほうが良いと

アドバイスさせていただきました

 

今回はコロナ後のことについて少し私見を述べたいと思います

 

引き続き、コロナの影響下が続いていて、不動産市場もほぼストップ状態

問い合わせや、見学予約もゼロではありませんがかなり限られております

 

この状況がいつまで続くのかは全くわかりませんが

いつかは必ず終わります

第2派、第3派と、さらに深刻になってくる可能性もありますが

それでも必ず終息するはずです

 

ではコロナ騒動が終息したその後はどうなるのか?

 

今までの鬱憤を晴らすかのように経済は反転し

好景気になっていくのか?

それともコロナで大打撃を受けた経済がその影響を引きずり大恐慌になるのか?

 

私はどちらかといえば、悲観的に考えています

 

大恐慌とまではいかないかもしれませんが

不動産市場が好景気になる要素はほぼ皆無と言える状況だと考えます

(あくまでも不動産市場についてのみの見解です)

 

一時的には、コロナ中に動けなったお客様が一気にコロナ後動くことは想定できます

ただ、それがいつまで続くのかと言えば、一時的に終わるのだと思います

理由は簡単で

コロナよりも不動産市場にとってもっと大きな問題

『人口減少』があるからです

 

人口減少はまだ気にしている人はあまり数多くいませんが

着実に毎年人口は減っています。

これは変えようのない事実です

 

物件はこの人口減少によって確実に余っていきます

今でもすでに空家問題が顕在化されていて、それは今後も確実に進んでいきます

これは私の考えとかではなく、そうなることが決まっている構造の問題です

 

物件が余るのに、物件の価格が上がるというのはどう考えても

あり得ません。駅前などの希少性のある立地の物件は根強く人気が下がらない可能性は

十分ありますが、人気の無い物件がどれだけ悲惨な状況になるのかは

あまり想像したくないほどです

 

さらに、コロナで打撃を受けた経済がコロナ後により悪くなってしまうと

住宅ローンが払えず家を手放す人も増えてくる可能性も大きく

そうなればより悪影響に拍車がかかります

 

お先真っ暗のような話ばかりですが

難しく考えず、普通に考えればそうなるのではないかと思うのです

 

人間の世界ですから、何が起きるかわかりません

奇跡が起きて、好景気になればそんなに良い事はありませんが

個人的には奇跡を当てにして、人生を設計したくはありません

 

なので売却を考えている方

いつかは売却するが時期を見極めている方

売り時の見極めは早めにしてください

 

株や為替などもそうですが、みんなが『売り時だ!早く売らなきゃ』となってしまったら

時すでに遅しです

 

そうなる前に動かないといけません

『不動産を持っていれば、いつかは価格が上がるかも』

『いまが最悪な状況で、売り時ではない』

 

そう思われている方もいると思いますし、私の考えが間違っている可能性もあります

どう捉えても自由ですが、人はみな自分のことになると都合よく考えるものなので

あえて私の客観的な考えを述べさせていただきました

 

 

【今回のPOINT】

 

・コロナ後の不動産市場は一時的に回復する可能性はあるが

 中長期的に好景気になる要素は見当たらない

 

・コロナよりも人口減少問題のほうが不動産にとっては影響大

 

・売却の時期を見極めている方は早いほうが良いと言いたい

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